碧くて、淡い【完】



「ねえ、高梨さんと付き合うの?」

騒いでいる絵梨に疲れて、ドリンクバーを貰いに席を立ったとき、七瀬の不安そうな揺れる目がこっちを見ている。
もうそんな話が出回ってるのか、と思った。


もう目で追わなくなるかもしれない。
これで思い出さなくなるかもしれない。
忘れられるかもしれない。

まあ、「向こうから来てくれたし?」そう言う俺に、

「本当にそれで良いの?」

何か探るような目で俺の心の奥底を覗き込むように言った。