碧くて、淡い【完】



『話したい人と話すし、読みたい本を読む。
 好きなことをして、何が悪いのよ。』


ふと、昨日の橘さんの言葉を思い出した。



斜め前には、彼女の背筋をピンとさせた背中がある。華奢(きゃしゃ)で、だけど(たくま)しい背中。




『一人で、何が悪いのよ。』


そう言っているような背中を見て、ほんの少し力が湧いてくるようだった。