7時30分。


時計の規則正しい音。

電灯の耳障りな音。


この音は精神安定剤であり、魔法の音。



今日も1日何もありませんようにと祈りながら、この音を耳に、頭に刻み込む。



世界にポツンと一人。


ここは私だけの世界。

我ながら痛いなと思いながら、時間がゆっくりと進んでいくのを気長に待つ。