碧くて、淡い【完】



『目が合うだけで電流が走ったようだった』


『君が笑っただけで、私の世界も明るくなった』

そんな臭い台詞ばかりが並べられていて、幼馴染みの男女が、高校生ながら親の事情で同居して恋をするという世にも奇妙な物語だった。


こんなことあり得ないだろ。

姉にそんなこと言ったら「分かってないなー、そこが良いんでしょ。」

と言われかねないから言えないが。