碧くて、淡い【完】



ある日、姉から「女心が分からないなんてモテないよ」

と言われ少女漫画を読むようにと姉が今()まっているという漫画を渡された。


きっと、返すときに感想を求められて曖昧な返事をしてしまうと、読んでないことがばれてしまう。

姉は敵わない存在なのだ。


渋々、ページを開いた。