ある日、姉から「女心が分からないなんてモテないよ」 と言われ少女漫画を読むようにと姉が今嵌(は)まっているという漫画を渡された。 きっと、返すときに感想を求められて曖昧な返事をしてしまうと、読んでないことがばれてしまう。 姉は敵わない存在なのだ。 渋々、ページを開いた。