碧くて、淡い【完】



結局、彼女は朝、学校に来なかった。


終わった。


どうしよう、
今日1日、どうやってやり過ごそう。

お昼は?休み時間は?


今から考えるだけで地獄だ。


今日は早く起きれたのに、
お母さんに朝から怒られなかったのに、
占いだって1位だった。



実優がいない。



それだけで、今日は良い日になりそうだと浮かれていた、一時間前の私を呪いたくなった。

今日1日の「幸運」というノルマを朝に全て使いきってしまった。

そんな気がした。