碧くて、淡い【完】


何も変わらない日常。

彼女のニコッと花が咲くような笑顔も、
花が枯れたような悲しい顔も、

林檎のように耳を真っ赤にさせて怒る顔も。


何も変わっていない。


俺だけが取り残されたように変わった。
何かが変わった。

何かは分からない。