碧くて、淡い【完】



静かなオレンジ色の教室で、俺は一人机に向かっている。

窓から差し込む光は暖かくて、俺の顔を包むように照らす。


もう夕方だというのに少し眩しい気がした。


いつもは聞こえてくるホイッスルや、
グランドを彩る掛け声、
吹奏楽部の綺麗な音色が聞こえない。


静かなせいかシャーペンの字を書く音と、時計の規則正しく未来を刻む音だけがやけにはっきりと聞こえる。


そんなこの時期が割りと好きだ。