碧くて、淡い【完】


最初の頃は同じラインに立っていたはずだ。

お互いの目にお互いが映っていて、ちゃんとライバルだった。

切磋琢磨してきた。

どこからこんなに差が生まれてしまったんだろう。


部長が校長に合わせてお辞儀をするとき、それに合わせてお辞儀をすることができなかった。


できなかったでいいのか、
しなかっただけだろ?


僕の中の理性が冷静に言った。