名前を呼ばれないことくらい分かっていたのに。 「どうせ」と「きっと」が混在していて、 何がいけないかも知っている。 ただ、実力がないだけ。 それだけだ。 たったそれだけが、とてつもなく大きく僕 の目の前に立ちはだかる。