リボン~もう1度君に、プロポーズ~

「あの…」

周晴さんがお兄ちゃんと雪穂さんに声をかけた。

「あっ…もしかして、この子を連れてきてくれたのって」

「雪穂」

質問をしようとする雪穂さんをさえぎるように、お兄ちゃんが間に入った。

「えっ、何よ?

大晴を連れてきてくれたお礼を言わなきゃ感じが悪いじゃない」

何故か止めてきたお兄ちゃんに訳がわからないと言うように、雪穂さんが言った。

私は周晴さんに視線を向けると、
「息子を連れてきてくれてありがとうございました」
と、お礼を言った。

「希里恵…」

周晴さんが私の名前を呼んだことに、雪穂さんは気づいたと言う顔をしてお兄ちゃんを見た。

「お兄ちゃん、雪穂さん、大晴も見つかったから早く行こう」

私は2人に声をかけた。