リボン~もう1度君に、プロポーズ~

控え室にいるのは、私と周晴さんと大晴の3人だけになった。

「希里恵」

周晴さんが声をかけてきた。

「キレイだよ、今まで以上にキレイだよ」

周晴さんが言った。

「ありがとう、周晴さんもかっこいいよ」

そう言った私に、周晴さんは照れたように笑った。

「もう2度と、離さないからな」

「私も離れないから」

「離れていた分…いや、それ以上に大切にするから」

「周晴さん…」

周晴さんは微笑むと、私を抱きしめてきた。

「パパだけずるいー!」

そう言った大晴に私と周晴さんは顔を見あわせて笑いあった。

「大晴、おいで」

周晴さんがしゃがんで大晴に向かって両手を広げた。

大晴が腕の中に入ったことを確認すると、抱きあげた。

「希里恵」

片方の腕を広げた周晴さんの腕の中に、私は入った。

「幸せになろうな」

私と大晴を抱きしめているその腕に、ここにある幸せを噛みしめた。

☆★END☆★