キミだけはずっと傍にいて。


「…うん、大切な人。でも……わたし、思い出せないの。どうしてひーくんのことを忘れちゃったのか。だからね、ひーくんの口から教えてほしいの。…きっと、残酷なこと頼んでるのは分かってる。でも……それでも。わたしはひーくんの口から教えてほしい。お願いします!」


わたしは思いっきり頭を下げる。




お願い……どうかこの想いが伝わって。


わたしがひーくんのことを忘れてしまった事実を聞く相手は、ひーくんしかいないって思うから。


わたしが…ひーくんが…過去を乗り越えるためにも。




「……頭を上げて、ゆうな。俺もちゃんとゆうなと話さなきゃって思ってたから。話すよ、俺から。どうしてゆうなが俺を忘れてしまったのか。だけど…この話は、ゆうなにとっても相当辛い話になると思う。その覚悟はできてる?」


「…うん、もちろんわかってます。」