…ひーくんっ……
言わなきゃ、ちゃんと……
ひーくんとの関係を一からやり直すためにも、ちゃんとひーくんの口から聞かないと…
「あのねっ…わたし、あの日、柳川くんとひーくんが同一人物だって気づく前から、“ひーくん”っていう男の子の存在は知ってたのっ…」
すると、ひーくんはやっぱりという顔をした。
「この学園に来てから、何回か夢に出てきた。小さい頃のわたしとひーくんらしき男の子。だけど、男の子の顔がは霞んでいてよく見えなかった。それでも…わたしにとってひーくんっていう名前の男の子が、大切な人だったってことはなんとなく分かった。」
「大切な、人……」
ひーくんは噛み締めるようにその言葉を口にしている。



