キミだけはずっと傍にいて。


「…そうだね。じゃあ朝陽のところ行っておいで。今日は帰ってきたばっかりだし、仕事もしなくていいよ。」


「え、でもそれは…」


一週間も晴希さん一人だったのに、さすがに今日もお願いするのはいたたまれない……


「いいのいいの。そもそもゆうなちゃんは高校生でお手伝いさん。俺は大人で仕事。それに今日の夜くらいどうってことないよ、ね?」


うっ…

なんだかすごく申し訳ない……


「ゆうなちゃんはお人好しすぎ。早く朝陽と話しておいで。それに、冬舞のこともお願い。」


「そ、そこまで言われたら、お、お願いしますっ…」


「ん。いっておいで。」


晴希さんは優しく頭を撫でてくれた。




わたしは再度晴希さんにお礼を言うと、手早く荷物を部屋においてひーくんの部屋へ行く。