キミだけはずっと傍にいて。


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「…なぁ、ゆうな。そろそろ聞いてもいいか?」


新幹線に乗って、席に座ったところで祐樹にぃが話を切り出した。


「…ごめんね、祐樹にぃ。今は少しそっとしておいてほしい。一週間以内に…家にいる間にちゃんと話すから。」


今はそれしか言えない。


わたし自身もよく分かってないから。




「…ただ一つだけ分かってるのは、わたしが昔、柳川くんのことをひーくんって呼んでたってことかな…」


わたしはそれだけ言って目を瞑る。


祐樹にぃと侑李は、それ以上何も言ってこなかった。




『ねぇねぇ、お名前なんていうの?』


『……ゆうな。』


『ゆうなちゃん!かわいい名前だね!わたし、みおだよ。いっしょにあそぼ?』


『……うん。』


『…ゆうなちゃんって人見知り?』