「もしかして…朝陽か?」
……え?
そう言ったのは祐樹にぃだった。
わたしは驚いて祐樹にぃの方へ振り返る。
「祐樹にぃ、柳川くんのこと、知ってるの…?」
すると、祐樹にぃはしまったといった顔になった。
「あ…いや…そのっ…」
…やっぱりそうだ。
わたしは薄々、柳川くんはもしかして“ひーくん”なんじゃないかと疑っていた。
でも、その疑いが今、確信に変わった。
わたしの気のせいなんかじゃない。
柳川くんは正真正銘、わたしの夢に出てきた、昔のわたしと仲がよかった“ひーくん”なのだ、と。
多分あだ名は、朝陽の“ひ”からとって“ひーくん”とわたしが呼んでいたんだと思う。
わたしは祐樹にぃから向き直って、柳川くんの方を見る。



