キミだけはずっと傍にいて。


それに、わたしは誰になんと言われようとも、冬舞くんと一緒にいたい。


なんだ……最初から迷うことなんてなかったよ。




“冬舞くんと一緒にいたい”


それが全ての答え。


周りになんと言われようと、堂々としてればいいんだ。


わたしには、冬舞くんや、友達の美優ちゃんと汐音ちゃん。


それに、特別寮のみんなと晴希さんもいる。


だから……きっと大丈夫。


わたしは一刻も早く冬舞くんの元へ行って自分の今の気持ちを伝えたいと思った。




学園までの道のりをひたすら走る。


もう遅刻ギリギリの時間なので、周りには誰もいない。


…あれ?

何か入ってる…ん?


手紙……?


上履きに履き替えようとして下駄箱を開けると、そこには白い紙が折りたたまれて入っていた。