キミだけはずっと傍にいて。


「あ、あのねっ…冬舞くんは女子から人気だから…もしバレたら色々言われたりするんじゃないかって、不安だったのっ……」


ようは前と同じで自分に自信がないだけ。


冬舞くんがわたしのことをすごく大切にしてくれているのはよく分かる。


だけど、それとは別に、冬舞くんのファンの女子から色々言われたりするんじゃないかって不安は拭えない。


わたしは元々あんまり目立たない方だったから、そうやって注目を集めるのは慣れない。


一度バレてしまったら、きっと学園中に広まるのは目に見えていた。


「ごめんねっ…だけど、冬舞くんのことが嫌いなわけじゃないから、それだけは誤解しないでっ……」


わたしってずるい…


冬舞くんみたいな人気者と付き合うってことは、こういうことも覚悟しておかなきゃいけなかったのにっ……