「大丈夫だよ。悠君」 雪乃の方が辛い思いをしたのに、彼女に助けられてばかりだ。 そんな彼女を心も身体も救いたい。愛しさが溢れてくる。 「ああ」 雪乃と手を繋いで、彼女の仕事場に戻った。 「時間過ぎてる。横田さんに怒られる」 雪乃は焦ったように、俺に言ってくる。 「大丈夫。その時は俺が言うから」 俺では頼りないかもしれないけど、君をどんな時でも繋ぎ止めるよ。