雪乃は俺が言った瞬間、声に出して笑っていた。 「な、何笑って」 俺は困りながら、雪乃を見る。 「変わんないなって」 雪乃は目を細めて、俺に言った。 俺は目を丸くして、雪乃を見ていた。 「高校の時、私に告白する時も。何でも話してって言ってたね」 「そうだっけ」 「そうだよ」 「…俺行きたい場所がある」 「それってどこ?」 「内緒。早く買ってきて」 俺は人差し指を鼻にあてて、雪乃に言う。