なぜ敦瑠が鳴川先輩のことを気にするのか。
友達が自分の知らない先輩と話していたから?
わたしも敦瑠が知らない人と話していたら、誰?と、聞くことはあると思う。
たとえば、親しそうにしている女の子とか。
もしかして好きな人?って、考えるかもしれない……なんて思うと、胸の奥がきゅっと苦しくなる。
不自然だ――。
なにも言えないでいると、わたしを見ていた敦瑠は息をついてドアが開いた電車に乗り込んだ。
『やっぱりわからないだろ』って言われているような雰囲気。
ちょっとムッとしながらわたしもそれに続いて、隣でドアに寄りかかっている敦瑠をちらっと確認した。
こっちを見ようとしないし、黙ったままだし。
最近、こうしてもやもやすることが増えたと思う。
言葉を交わさないまま、電車はわたしたちの降りる駅へと停車した。
そのままホームから改札まで歩いて駅の外へ出たとき、敦瑠に呼び止められた。
「アイス食べる?」
「……え、なんで?」
「沙耶好きじゃん」
「いや、敦瑠怒ってるのにどうして!?」
「別に怒ってねーし!」
敦瑠にぐいっと鞄を引っ張られたわたしは、そのまま駅前のコンビニに連れていかれた。
そして好きなアイスを選ばされ、バニラ味のカップアイスを持ってレジに並ぶと、敦瑠も同じものを持ってきてお金を払ってくれた。
お礼を言ってアイスを受け取りながらコンビニを出たわたしは、端に寄ってアイスを食べはじめようとする敦瑠を見ながら、困惑を口にせずにはいられなかった。
友達が自分の知らない先輩と話していたから?
わたしも敦瑠が知らない人と話していたら、誰?と、聞くことはあると思う。
たとえば、親しそうにしている女の子とか。
もしかして好きな人?って、考えるかもしれない……なんて思うと、胸の奥がきゅっと苦しくなる。
不自然だ――。
なにも言えないでいると、わたしを見ていた敦瑠は息をついてドアが開いた電車に乗り込んだ。
『やっぱりわからないだろ』って言われているような雰囲気。
ちょっとムッとしながらわたしもそれに続いて、隣でドアに寄りかかっている敦瑠をちらっと確認した。
こっちを見ようとしないし、黙ったままだし。
最近、こうしてもやもやすることが増えたと思う。
言葉を交わさないまま、電車はわたしたちの降りる駅へと停車した。
そのままホームから改札まで歩いて駅の外へ出たとき、敦瑠に呼び止められた。
「アイス食べる?」
「……え、なんで?」
「沙耶好きじゃん」
「いや、敦瑠怒ってるのにどうして!?」
「別に怒ってねーし!」
敦瑠にぐいっと鞄を引っ張られたわたしは、そのまま駅前のコンビニに連れていかれた。
そして好きなアイスを選ばされ、バニラ味のカップアイスを持ってレジに並ぶと、敦瑠も同じものを持ってきてお金を払ってくれた。
お礼を言ってアイスを受け取りながらコンビニを出たわたしは、端に寄ってアイスを食べはじめようとする敦瑠を見ながら、困惑を口にせずにはいられなかった。

