はじめての恋は、きみと一緒。

 そいうことも含めて沙耶とちゃんと話し合って謝って、仲直りしよう。

「絢斗、夕方からバイトだっけ?」

「敦瑠もだろ?」

「うん。バイトまでちょっと付き合ってくれよ」

 絢斗がチーズバーガーを食べ終えるのを待った後、俺は絢斗と一緒に駅ビルにある雑貨店へと向かった。

「沙耶になんか買おうと思って」

「仲直りするために?」

「もちろん詫びもあるけど、ずっと沙耶のこと考えてたら喜んだ顔とか笑った顔見たくなった」

「お前、光島のことすごく好きなんだな」

「そうだよ。好きで仕方ない」

 大真面目に答えた俺に軽く笑みをこぼした絢斗は、夕方まで買い物に付き合ってくれた。




 翌日の午後、俺は沙耶に会うため彼女の家に向かった。

 昨日、バイト前に『明日会って話そう』とメッセージを送ったら『うん』と返ってきて、とりあえず返事があったことにほっとした。

 沙耶の家は中学の頃から何度か来ているけど、玄関までくらいだったので部屋に入るのははじめてだ。

 沙耶が少しそわそわしているように見えるのは気のせいだろうか。

 まあ……部屋にふたりきりとかはじめてだからな。

 俺は結構緊張している。