はじめての恋は、きみと一緒。

 その瞬間、甘い気持ちでいっぱいになって、胸の鼓動が速くなった。

 唇が離れた後、優しい眼差しで見つめられて少しの間ぼうっと敦瑠と目を合わせていたけど、だんだんと恥ずかしくなったわたしは彼の胸に顔を隠すようにもたれた。

「わたしも好き……すごく、好きだからね」

 どうしようって思うくらい顔が熱い。

 やっぱり好きって言うのは照れてしまって、それを見られたくないからもたれていた頭で敦瑠の胸を押してなんとかやり過ごそうとする。

 だけど敦瑠は再びわたしを抱きしめた。

「あー……かわいくてやばい」

「な、なに言ってんの!?」

「沙耶が照れるの、かわいくて離したくない」

 ストレートにそう言われて、せっかく落ち着きそうだった頬の火照りが戻ってきてしまう。

 これだといつまでたっても顔を上げられない!

 でも、わたしもくっつきたいから……。

「……敦瑠は、わたしのどこが好きなの? 敦瑠と一緒にいた今までのわたしって、冗談言ったりゲームで勝負したり、あまり女の子らしさとかなかったと思うんだけど」

「そうだな……俺は、そういう沙耶の飾らないところっていうか、自然な感じがいいなって思ったんだ。元気があってかわいいなって」

「か、かわいいはもういいよ!」

「照れた? そろそろ顔見せろよ」

 絶対面白がってる……!

 だけど、普段のわたしをそういうふうに言ってもらえてちょっとうれしい。