最後の花火が打ちあがって、周りの人々の拍手や『綺麗だったね!』という言葉が飛び交う。
もちろん、花火は見ていた。見ていたけど!
さっき想いを伝えたことがずっと頭をよぎっていた。
敦瑠とわたしは……付き合うことになったんだよね。
ということは、敦瑠はわたしの彼氏ということ?
なんだか考えれば考えるほど照れてしまう。
「花火終わったし、絢斗たち呼ぶか?」
「えっ!? あっ、そ、そうだね!」
ぼうっとしていたところに敦瑠から声をかけられたから、慌てた反応になった。
菜々花と梶本くんに連絡してわたしたちは、公園の入り口でふたりと合流した。
敦瑠とわたしの雰囲気で察したのか、菜々花がわたしの腕をくいっと引っ張って耳もとでこっそりと尋ねてくる。
「沙耶、もしかして……!?」
「うん……ようやく言えました」
「やったぁ! よかった!」
「付き合うことになったよ」
「わぁー! おめでとう!」
テンションの上がった菜々花はわたしの手を握ってぶんぶん振り出す。
すごく喜んでくれていて、ちょっと照れてしまった。
「菜々花、いろいろありがとう」
「ううん。わたしも沙耶にはたくさん応援してもらってるから」
明るい笑顔でそう言ってくれた菜々花に胸がじんわりと温かくなった。
もちろん、花火は見ていた。見ていたけど!
さっき想いを伝えたことがずっと頭をよぎっていた。
敦瑠とわたしは……付き合うことになったんだよね。
ということは、敦瑠はわたしの彼氏ということ?
なんだか考えれば考えるほど照れてしまう。
「花火終わったし、絢斗たち呼ぶか?」
「えっ!? あっ、そ、そうだね!」
ぼうっとしていたところに敦瑠から声をかけられたから、慌てた反応になった。
菜々花と梶本くんに連絡してわたしたちは、公園の入り口でふたりと合流した。
敦瑠とわたしの雰囲気で察したのか、菜々花がわたしの腕をくいっと引っ張って耳もとでこっそりと尋ねてくる。
「沙耶、もしかして……!?」
「うん……ようやく言えました」
「やったぁ! よかった!」
「付き合うことになったよ」
「わぁー! おめでとう!」
テンションの上がった菜々花はわたしの手を握ってぶんぶん振り出す。
すごく喜んでくれていて、ちょっと照れてしまった。
「菜々花、いろいろありがとう」
「ううん。わたしも沙耶にはたくさん応援してもらってるから」
明るい笑顔でそう言ってくれた菜々花に胸がじんわりと温かくなった。