「ごめんなさい……! わたし、敦瑠のことを好きな海乃ちゃんのこと、応援できない!」
わたしは頭を下げてそう言った。
「……どうして?」
さっきまで明るかった海乃ちゃんの声が、困惑しているように感じる。
「この前はっきり言うべきだったのに言えなくて……でも言わないといけないと思った。わたし、敦瑠のことが好きなの」
ゆっくりと顔を上げると、海乃ちゃんは泣き出しそうな表情をしていて、もっと胸が辛くなってくる。
それでも、自分の気持ちを言わないままでいることはできない。
気まずさに負けないように拳をぎゅっと握って、もう一度謝ろうとしたとき。
「沙耶ちゃん、ごめんなさい……」
わたしが声を出す前に海乃ちゃんが謝ってきた。
どうして海乃ちゃんが謝るの?
驚いて固まったわたしに、海乃ちゃんは苦しそうに口を開いた。
「……敦瑠くんのこと二年生になってからかっこいいなって思うようになって、沙耶ちゃんのことが羨ましかった。ふたりとも付き合っていてもおかしくないくらい、仲良しだなって思ったから」
胸に手を置きながら、海乃ちゃんは話を続ける。
「沙耶ちゃんは優しいから、わたしの気持ちを知ったら沙耶ちゃんは気を使って敦瑠くんとあまり話さないようになるんじゃないかなって……」
「それって……」
「ずるいこと、考えちゃったんだ。しかも敦瑠くんのことが気になっていることを人に伝えてもらって、それで頑張ろうなんてそもそも間違っているよね。勇気だして自分で言うべき……バカだよ、わたし……。あんなお願いして本当にごめんなさい」
「海乃ちゃん……」
わたしは頭を下げてそう言った。
「……どうして?」
さっきまで明るかった海乃ちゃんの声が、困惑しているように感じる。
「この前はっきり言うべきだったのに言えなくて……でも言わないといけないと思った。わたし、敦瑠のことが好きなの」
ゆっくりと顔を上げると、海乃ちゃんは泣き出しそうな表情をしていて、もっと胸が辛くなってくる。
それでも、自分の気持ちを言わないままでいることはできない。
気まずさに負けないように拳をぎゅっと握って、もう一度謝ろうとしたとき。
「沙耶ちゃん、ごめんなさい……」
わたしが声を出す前に海乃ちゃんが謝ってきた。
どうして海乃ちゃんが謝るの?
驚いて固まったわたしに、海乃ちゃんは苦しそうに口を開いた。
「……敦瑠くんのこと二年生になってからかっこいいなって思うようになって、沙耶ちゃんのことが羨ましかった。ふたりとも付き合っていてもおかしくないくらい、仲良しだなって思ったから」
胸に手を置きながら、海乃ちゃんは話を続ける。
「沙耶ちゃんは優しいから、わたしの気持ちを知ったら沙耶ちゃんは気を使って敦瑠くんとあまり話さないようになるんじゃないかなって……」
「それって……」
「ずるいこと、考えちゃったんだ。しかも敦瑠くんのことが気になっていることを人に伝えてもらって、それで頑張ろうなんてそもそも間違っているよね。勇気だして自分で言うべき……バカだよ、わたし……。あんなお願いして本当にごめんなさい」
「海乃ちゃん……」

