中学二年生のとき、はじめて同じクラスになった。

 席替えで隣の席になって、自然と話すようになって、気がついたらいつもそばにいた。

 学年の球技大会で男子のバスケを応援していたとき、一生懸命な姿に目が離せないくらい夢中になっていて。

『最後までがんばれ!』

 試合の合間に応援席から大きな声でそう言ったわたしに気づいた彼が、こちらに向かってピースをする。

『がんばる。任せろ』

 くしゃりと笑った彼のキラキラした表情が、とてもまぶしかった。