好き、なんだよ。

バス乗車中はもちろん眠っていた。


私の隣は栄木さんだったけど、通路を挟んで彼が座っていたから、彼女を退屈させることなく、私は彼らの声をBGMにしながらよく眠らせていただきました。



「やったー!着いた着いた!」



バスの中でも弾丸トークだったのに、ハイテンションは変わらない。


着くや否や写真撮影が行われ、終わったクラスからハイキングがスタートするらしい。


200メートルごとに先生達が立っているからはぐれることはないとは思うけど、栄木さんのおっちょこちょいぶりからすると、何かハプニングを起こしかねない。


厳重注意だ。


私は寝ぼけ眼を必死に擦り、自分にも注意喚起をしたのだった。