職員室に放送室の鍵を返してから私たちは学校を出た。
樋口くんは自転車通学だというのに、わざわざ自転車を押し、かごには私のバッグを乗せ、私と同じ歩幅で歩いてくれた。
途中で沈黙の時間がやってくるかと心配になったけど、そんな心配は杞憂に終わった。
編集のこととか、お互いの家族のこととか話すことがたくさんあってむしろお別れの時が寂しかったくらいだ。
「じゃあ、ここで」
「また明日よろしく」
「うん、よろしくね」
何度目かの"よろしく"を言った後、私は改札をくぐった。
さすがに帰ったよね...と思って振り返ったけど、彼は私が見えなくなるまで私を見送ってくれていた。
自転車通学が良かったと初めて思った帰り道だった。
樋口くんは自転車通学だというのに、わざわざ自転車を押し、かごには私のバッグを乗せ、私と同じ歩幅で歩いてくれた。
途中で沈黙の時間がやってくるかと心配になったけど、そんな心配は杞憂に終わった。
編集のこととか、お互いの家族のこととか話すことがたくさんあってむしろお別れの時が寂しかったくらいだ。
「じゃあ、ここで」
「また明日よろしく」
「うん、よろしくね」
何度目かの"よろしく"を言った後、私は改札をくぐった。
さすがに帰ったよね...と思って振り返ったけど、彼は私が見えなくなるまで私を見送ってくれていた。
自転車通学が良かったと初めて思った帰り道だった。



