好き、なんだよ。

「おい」


「あっ、ごめん」


「いつもボーッとしやがって。何考えてんだよ」


「ごめんなさい」



後ろから回ってきた小テストのプリントに自分のを裏返してやつに差し出す。


いつになったらシャッキリするんだよ。


うつろな目で恐る恐るオレからプリントを受け取り、先生に手渡す。


ペラペラとめくっていき、いつものように点数チェック。


満足そうにオレの顔を見る。



「おっと、満点は1人か。さすが委員長」


「こんなの朝飯前です」


「だけど、その髪色はやめろよ。似合ってないからな!」


「えっ...。マジですか?」



オレ的には満足だったのに。



「先生は真面目だからマジなことしか言わない。正直に言って去年の焦げ茶が1番良かったぞ」


「分かりました。連休中にそうします」