こうして私の初恋は砕け散っていった。


私に残ったのはうさぎのキーホルダーと、複雑に絡み合った、このどうしようもない感情だけだった。


私はこの初恋を生涯忘れることはないだろう。


そして、この痛みを抱えたまま、まだ光の見えぬ未来へと歩いていくしかないのだろう。


それが私の"好き"の果てなのだと受け入れて。




FIN.