だけど、誰も助けには来なかった。


先生さえも見回りに来なかった。


私は1人屋上で悶え苦しみ続けた。


この学校中に響く場所でただひたすら泣きわめいた。


地面に拳を叩きつけ、あまりの苦しさに過呼吸になったりもした。


ようやく落ち着いた頃には、2度と着ることのない制服で地面に寝転がり、青空に手を伸ばした。


掴めない雲を必死に掴もうとしていた。