好き、なんだよ。

その後は自由に写真撮影会が行われた。


オレはピースばかりだったが、夏音はモデルになったかのように毎回ポーズを変え、満点の笑顔でカメラを見つめていた。


それを繰り返すこと約15分。


先生やクラスメートと写真を撮り終え、オレは朽木の席に視線を移した。


しかし、彼女の席には荷物さえ無かった。


森下のところにでも行ったのだろうか。



「香西はこの後用事あるか?」


「れおくんはわたしとデートだよ。邪魔しないでね」


「ああ、ごめんごめん。じゃあ、俺は先帰るわ!また入学式で!」



颯爽と去っていく相澤。


オレと夏音は冷めた目であいつを見送った。


うるさいけどまあいいやつだったな。


大学でもそれなりによろしくな。


なんて少しは思っていた。