好き、なんだよ。

「あっ、ごめん。じゃあ...またね」



その言葉に鼻の奥がつんとする。



「またな」



オレは奈和に背を向け、歩き出した。


もう1度、


もう1度で良いから、


体温を感じたい。


呼吸を感じたい。


そして、


その優しさに触れたい。


奈和の笑顔を見たい。


だけど、


出来ないから、


出来ないから、さよならなんだ。


...じゃあな。


またな、奈和。


ありがとな、


奈和。