好き、なんだよ。

一瞬何が起きたか分からなかった。


奈和はオレの顔をじっと見つめていた。


やっと、言えた。


長年隠し通して来た、


オレの気持ち。


この先は言うべきじゃないのかもしれない。


だが、オレは......言う。


伝えたい。


傷ついても、


傷つけても、


伝えたい。


なぜなら、これが、


終わりと始まりを生み出す、


たった1つの契機だから。


オレは肺が凍るくらいに目一杯空気を吸い込み、吐き出した。