好き、なんだよ。

「朽木」


「何?」


「写真撮ろう」



唐突に思い付き、そのまま言葉にした。



「栄木さんに悪いから遠慮します」


「気にするな。夏音には、今日は朽木に鼻血事件のお礼してくるって言ってあるし」



夏音は基本的にそういうのに無頓着だし、オレに絶対的な信頼をおいてるから、1言断れば大抵のことは許される。


だから、遠慮はいらぬ。



「栄木さんをカノジョに持てて良かったね」



そう、だな...。



「まあな。やるだろ、オレ」


「うん。さすがだね」



なんて言いながら、目を伏せる。


何を思ってるのか、


分かるようで、


分からない。