好き、なんだよ。

「明日から」


「あっ、はい」



私はいつも以上に姿勢を正した。



「明日からはちゃんと授業受けろ。何回もこくこくするな。目障りだ」



えっと、


つまり、


私は今...


居眠りの件で怒られてる?


嘘...


嘘でしょ?



「ふふふふ...」


「何笑ってんだ?」


「いや、色々思うことがあって」


「何だよ色々って。言っとくけどな、お前が去年やったことは犯罪行為だしな、許してなんかいないからな」



"な"が多い。


先生で"ね"が多い人良くいるけど、"な"はなかなかいないよ。


希少性高すぎだよ。



「おい、笑ってんじゃねえ。つうか、授業中もなんか笑ってたな。オレのことバカにしてんのか?」


「してないし、許してもらえたなんて思ってもいない」


「じゃあなんでそんな笑ってんだよ。意味不明」


「意味不明でいいよ」



どうせ、私のことなんか分かろうとしてくれないんだから。


私を見てくれてないんだから。


言いたい言葉は飲み込んだ。


諦めと一緒に。



「は?」


「明日からって言ってたけど、明日から5日間連休だから。連休が明けたら直します」


「えっ、嘘。マジで?やっば。つうかはっず!」