好き、なんだよ。

オレはふと隣を見た。


やはり朽木は並んでいなかった。


ったく、何してんだか。


今日はスペシャルデーなんだから、もっと堂々としろよ。


もっと近くに


......来いよ。


オレは立ち止まり、振り返った。


そして、側に引き寄せる。



「おい、朽木!何してんだよ?早く来いよ!」



早く、


早く来いよ。


待っててやるから、


ちゃんと待ってるから、


来てくれよ...。



「ごめん。今行く」



オレはその言葉を聞き、内心ほっとした。


朽木がそんなオレの隣に並ぶ。


オレは懐かしい歩幅で歩き出した。