好き、なんだよ。

小学校卒業後、私は地元の中学校で至って普通の生活を送った。


減ることはあっても増えることのないメンバーと3年間を過ごした。


高校は絶対にこの町を出て美豊にいこう。


そう決めて必死で勉強し、玲音くんを追って美豊に進学した。


しかし、彼にはカノジョがいた。


私と同じ名前で、私より何でも優れている栄木夏音だった。


小学生の時は私が呼び捨てだったのに、知らぬ間に私は名字で呼ばれ、栄木さんが名前で呼ばれていた。


私は日に日に彼女を憎く思うようになった。