好き、なんだよ。

「あのさ、もう忘れちゃってるかもしれないから今さらなんだけど...」


「何だよ。言いたいことあんならはっきり言え」



校内をうろうろしていると、相澤が急に意味深発言をした。



「去年の冬追ってたじゃん、例の動画投稿者」


「あー、あれか。オレ、夏以来見てないんだよな」


「最近文化祭の準備の様子撮るようになってさ。そしたら、俺...分かっちゃったんだ」


「分かった、のか?」


「たぶん...。今日の放課後、それを確かめたい。香西くんも一緒に来てもらえないかな?」


「オレもまあ、気にはなってたからいいけど」



相澤はありがとうと感謝しながらもどこか悲しそうで、不安で顔を曇らせていた。