好き、なんだよ。

「お待たせ~」



相澤が長いトイレを終え、戻ってきた。



「ごめんごめん。俺髪セットしてて。香西くんじゃなくて俺を見てほしいなと...」



そんなことどうでもいい。


オレは森下と話していたのに...って、ああ!



「じゃあね~」



森下は10メートル先から手をぶんぶん振っていた。



「おい、待て!」



と言って追いかけようとしたのだが、体格の良い男子2人が真正面からやって来た。


オレは飲み込まれるのをぎりぎりで避け、やつを見失ってしまった。



「ごめん。取り込み中だった?」


「ああ。でも、まあいい。とりあえず行こ」



オレは諦め、森下とは逆方向に歩き出した。