好き、なんだよ。

「立てるか?」


「私は...大丈夫だから。2人の邪魔してごめん...」



ほんとに嫌な子だ。


自分の感情で人を振り回すさいってえなやつだ。


自力で立ち上がる。


だけど......。



「大丈夫じゃねえだろ」



ふらついて彼に支えられる。



「おぶってやるから1回しゃがめ」


「いいって」


「オレが良くない」



この期に及んでこの人は何を言っているのだろう。


私のことあんなに嫌ってたはずなのに。


仲直りなんて、しなくてもいいのに。


そんなことしたら望んでしまう。


私の片想いが終わることを。


私はもう...間違えたくない。


栄木さんを傷つけたくない。


だから、もう、


もうこれ以上、


優しくしないで。