好き、なんだよ。

「心臓に悪いわ、あれ」


「由紀ちゃん怖がりすぎだよ」


「奈和が怖がらなさすぎ。逆に可哀想。明日もっかいぐっちーと来な。その時はぎゃーって言ってしがみつくんだよ。男はね、か弱い女の子を守りたい精神の塊なんだから」


「はいはい。分かりました」


「ほんとに?」


「嘘つくの得意なんで」


「あはは!自虐!奈和冴えてるね!」



自虐ネタを言えるようになったんだから、私も少しは進歩したのだろう。


笑ってごまかすのも大事だ。



「じゃ、あたし行かなきゃ。あと1時間自由に過ごしなよ~」