好き、なんだよ。

開会式が体育館で行われた後、私達はそれぞれの教室や担当ブースに戻り、仕事を始めた。


私は放送部のドラマ上映の担当になっているけれどそれが終われば終了となる。


何かと忙しい春くんとは一緒に回れないから、今日の自由時間は由紀ちゃんと過ごす。



「それにしてもすごいね。高校生がドラマ作れちゃうなんて」


「作れるよ。高校生だからとかプロだからとか関係ない」


「やっぱり才能ある人はすごいや」


「その才能を引き出す奈和ちゃんもすごいよ。今回はカメラマンとして良く頑張ったね」



春くんに誉められ元気を取り戻す。


朽木の栄養補給だ。



「そろそろ時間だ。行こう」


「うん」