好き、なんだよ。

私は振り返らない。


彼女にライトを当て続ける。


今泉さんが手を止め、振り返って歓声を上げる。



「うわ~。めっちゃ似合ってんじゃん。カッコいいね!さっすが王子!」



周りの女子から視線を集め、鼻の下を伸ばしているであろう。


私は一切見ず、自分の仕事を淡々とこなす。


しかし、それももう終わりだ。



「白雪姫の出来上がり~!みんな見て見て!」