好き、なんだよ。

私はこらえきれなくて吹き出した。



「ふふふ...」



あ......バレた。


何か言われないうちに帰らないと。



「うわっ!」



彼が振り返り私の姿を捉える。



「マジかよ...。勘弁してくれ...」



一人芝居を聞かれたのがそんなに恥ずかしかったのか、彼は勢い良く机に突っ伏す。


――ガン!



「いっ、たー......。くそっ!マジ最悪......」



おでこを強打し悶えている彼が可哀想だったが、これ以上いてもどうすることも出来ないから私は帰ることにした。


リュックを背負って手には空になったお弁当箱が入ったバッグを持つ。


黙って後ろのドアから出ようとした、その時。