好き、なんだよ。

「何やってんだ、お前ら~?!これから試合なんだから喧嘩するなよ!」



担任の谷口先生がちょうど通りかかった。


由紀ちゃんは振り上げた拳を下ろし、口を結ぶ。



「香西はあっちに行ってスタンバイしろ」


「はい、分かりました」



と言い、由紀ちゃんを睨んだ後ちらっと私に視線を送る。


その瞳からは私に対する敵意が微塵も感じられなかった。


あの日あんなことを言ったのに、許してくれたの?


讃岐うどん効果...なのかな?


急に態度が変わって適応出来ない。



「ねえ、アイツ様子おかしくない?なんか企んでそうで怖いんだけど」


「だよね...。何考えてんだろ...」