好き、なんだよ。

「くちなおは俺が守る!」



なんと相澤くんが私の目の前に現れ、ボールをキャッチ。


そしてそのままチームの外野に投げた。


しばしの休憩タイムだ。



「ありがとう、相澤くん」


「なんのその。樋口にばっかいいとこ取られちゃたまんないからね」



相澤くんにくちなおって呼ばれているなんて知らなかったし、なんか2人の間に火花が見えた気がして、こんな緊迫した雰囲気なのに笑いそうになってしまった。



「あっ、来た!」



ボールが飛んできたと思ったらピピーッとホイッスルが鳴った。



「試合終了!4対3で3年3組の勝ちー」



ああ。


終わった...。


疲れたけどやりきった。



「朽木さんお疲れ様。すごい俊敏に動けてて良かったよ」


「樋口くんが一生懸命声出してくれたお陰だよ。ありがとう」


「くちなお、俺は?」



相澤くんはかまってちゃんぽい。



「相澤くんも守ってくれてありがとう」


「くちなおは何があっても俺が守る!なんちゃって...」



まさか元お隣さんにこんなに好かれていたとは知らなかった。


新たな発見ばかりだった。