好き、なんだよ。

試合終了まで残り3分となったところで相手の内野が5人。


こっちが3人だった。


そのうちの1人に残ったのだから、きっと今日は絶好調だ。


元テニス部の瞬発力を生かして逃げ切ろう。



「朽木さん、来る!」


「はいっ!」



腰スレスレで避ける。


しかし、油断は出来ない。


内野がボールを取れるまでは逃げ続けるしかないのだ。


段々体力がなくなり、足元がふらつき出した、その瞬間。


顔面目掛けてボールが飛んできた。


ヤバいって思った、その時。