好き、なんだよ。

と覚悟を決めたその時。



「朽木さん!」


「あっ、樋口くん。お疲れ様」


「朽木さんもお疲れ。どう?いい写真撮れてる?」


「まあまあかな。さっき女子の100メートル走撮ってきたんだ。カメラは教室に置いてきたからお昼休みに見せるね」


「どんな感じだろ?楽しみだな」



談笑していると、なんか視線を感じた。


キョロキョロしてみるものの誰も私を見ている人はいなかった。


もしかして私じゃなくて...


樋口くん?


確かに樋口くんがここに来てから2階席のギャラリーが増えたような気がする。


樋口くんは長身だし、顔が整っててカッコいいからモテるのも頷ける。